今回は笠間の街を歩いてきました。
笠間といえばやはり笠間焼ですね。
一言で笠間焼といっても、真っ先に想像しがちな器だけにとどまらず
人形やオブジェのように様々な作品がありました。
そういった魅力的な作品の数々に目移りしてしまっていたのですが、
設計をする人間として
建物のほうにフォーカスを当てていこうと思います。
笠間市内にある陶芸の森美術館の付近には
たくさんの窯とアトリエがあり、
散策にはもってこいのエリアとなっていました。
その中で気になったものをご紹介したいと思います。
というわけで、見ていただきたいのはこちらの建物。
![](http://grand-shell.com/wp-content/uploads/2020/08/20200730_093843-1024x768.jpg)
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Glass Gallery SUMITO さん
この外観…まさかコンテナなのでは?と思い、撮影。
残念なことにこの日はお休みだったようで
建物内の様子を伺う事はできませんでしたが、
調べたところ
ガラス製の作品を展示・販売しているショップとのこと。
外観もまさにそのイメージに沿わせたような白を基調とし、
歩道に向けての大開口と各所に見えるメタリック。
笠間の町並みには珍しい、非常にスマートな外観が印象的でした。
ここまでの開口が可能なのか!と感心してしまったのですが、
採光や通気という一般的な役割だけでなく
道行く人の目にダイレクトに作品や内装を見せることができる点は
展示場という空間にとっては大きなプラスになるのだろうと感じました。
建物である以上、一定のプライバシーは確保するべきだと思って
今まで設計をしてきたのですが、
用途によっては外界と一体となるような大胆な開口が重要になる
場合もあるのだと勉強させてもらいました。
あとは、
出かけるのは撮影することを考慮して
晴れた日にするべきということと、
見たいお店があれば下調べをして
その日がお休みでないかを事前に確認してから出かけること。
この2点も今後に生かしていこうと思いました…。